2020年に見たドラマ② 中国編《慶余年》《庆余年》
昨年の春節時期に奥さまと一気観したのがこのドラマ 《慶余年》
(昨年の春節前にいわゆるロックダウンでどこも行けない結果、このドラマだ!とあっさり決まりました)
1話45分の46集なので、合計約35時間 しかし!あっという間に引き込まれ、
約1週間で見終わるという荒業?をやってのけました。(逆にそれだけ暇でして、あとは掃除洗濯、筋トレという修行期間)
では、どういった内容なのか説明したいと思います。
一言でいうと、古代を舞台にした壮大なSF小説です!
主人公は現在と古代をそれぞれ演じる、张若昀。話の始まりは、以下のように。
「ある大学の文学史専攻の学生である張慶(演:张若昀)は古典名著に精通しており、現代の視点から古代文学史を分析するという論文テーマについて、教授の理解を得るために、小説の方法をとって自分の観点を説明しようとします。
この小説の主人公は、出生が神秘に包まれた范闲(演:张若昀)という少年。小さい頃おばあちゃんとともに、海の近くの小都市である澹州で生まれ育ちます。そこに薬学に詳しい先生と呼ばれる人が突然訪れ、それまでの穏やかな生活が一変し、様々な危険や挑戦に面してしまいます。しかし、訓練により、薬に詳しくなり、武芸にも秀で成長した范闲は自分の出生の秘密を探るべく、様々な陰謀渦巻く京都(注意:首都の意味です)に向かい、さらなる危険や挑戦に挑んでいきます。」
と、ここまでみるとふーんなのですが、この范闲は現代の知識があり、古代の生活の中で様々矛盾が生じてきます。
例えば、この動画で紹介されてますが、朝廷の財政管理を「内庫」(neiku = 内裤(パンツ))と聞いて、誰が名付けたんだ、とか、この時代には絶対にない「人権」の概念とか、中盤に出てくる仲間で高達というキャラがいますが、現代語では「ガンダム」という名前とか、古代と現代が混じったら、たしかにそんなことになるなと思うシーンが面白みが深く描写されています。
(ちなみに父親の范建 は(犯贱=軽薄、おっちょこちょい)、弟の范思辙は(有名ブランドのベルサーチ)とかそういう意味です。 ※弟の名前を聞いて范闲は「親父、なかなかセンスあるな」とぼやいてます
動画はこのリンク→→→→→ http://t.cn/A6qDWFzA
なお、主人公を取り巻く女性もかなりきれいな人が多いのですが、いわゆるモテモテなので、
うちの奥さん曰く、「男の願望を描いた小説だ!」と軽く呆れてましたw
主人公の范闲(张若昀)とヒロイン林婉儿(李沁)
最後に微博でひろった相関図を。
やはり、慶帝を演じる陳道明、監察院の院長を陳萍萍を演じる呉剛、言冰雲を演じる肖战、の演技に見入ってしまいます。シーズン2も控えているので、こちらは日本語にもぜひ翻訳してほしいなと思う楽しい作品です。
<2021/6/6追記>
上記で日本語で翻訳+放送してくれればなぁ、と期待していると、なんと6/2〜下記で放送開始してるではありませんか!ネットフリックスでは『瑯琊榜』も放送しているし、いつか中国ドラマも本腰が入ってくれば、いろんなプラットフォームで日本でも見かけられるだろうし、楽しみですね。(とはいってもだいたい50話とかなので、大河ドラマ並・・・)